涙のスマホ

作詞

好きな人の持ち物ってどんな安物でも高価なものに見えませんか 私だけかなそれと私が付き合った女は、全て見せてくれるのに心だけはすっきりしない秋の空のようによくわからなかった。 多分違う方を向いていたのでしょう。

女のバッグの中って気になりますよね。見たいけど見てはいけない、わざと興味の無い振りをします。ホテルのツインって、大概ベッドが二つ丸いテーブルが有って、ソファーがあるか肘かけ椅子が置いてある。

女は、わざとテーブルに携帯を置いてバスルームに行く。我慢するけど辛抱しきれず手に取ってしまう。案の定、ロツクが掛かっていて放り出してしまう。

バスタオルで髪の毛を拭きながら女が出てくる。チラッとこちらを見て携帯をチェックするその横顔の憎たらしさ。 すぐにチェックアウトしたくなる。

 

涙のスマホ        作詞つばめのす

今スマホを見ながら泣いている
別れた彼女を思って泣いている
嫌いになって別れたなら
こんなには泣かないでしょう

一つスマホが置いてある
ホテルの部屋の小さな丸いテーブル
朝方スマホが鳴る
今出たらと思うが手が出せない

鳴り止んだスマホを手に取り
画面を確認する 「暗証番号を入れてください」
携帯の彼女の先の世界が
私を不安にさせる急に

何も知らない 彼女のことを
どんな男達と付き合っているのか
何処に住んでいるのか
彼女が髪をタオルに巻いて出てきた

それから言葉を交わすこともなく
チェックアウト 暫くして
彼女の態度が冷たくなった
少し付き合ったけど フェードアウト

彼女の身長も顔もバストもヒップも
髪も足首も好きだった 心だけ見えなかった
今も彼女が好きだ 愛している

この作品の著作権は作詞者に帰属しす

 

 

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