前立腺肥大症

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私の医療環境

この十年私の医療環境はと言うと、近所のクリニックでずっと診て頂いています。定期的にセットで、例えば検尿 採血 心電図 胸部レントゲン を一セット、次に 腹部エコー レントゲン、頚部エコー、前立腺エコー と言う風に月替わりで診て頂けます。

その結果を反映して薬を処方していただきます。そう丁寧に処置して頂いていると例えば,血糖値 血圧 コレステロール値 貧血 便秘 などは大体正常値に収まってきています。だけど一筋縄ではいかないのが前立腺です。六十代になってからずっと前立腺は肥大しているよとは言われてきました。おしっこが出にくい 残尿感 夜間頻尿などが付きまとうようになりました。

そうこうしているうちに今年の二月中頃に、おしっこをする度に激痛が走りました。ツーンとしたなんともいえない痛みです、それに加えて夜間頻尿でトイレに行く度に激痛が走ります。そして残尿感のダブルパンチ、悪いことに発症したのが土曜日の夜、一日我慢して月曜日の朝一番にクリニックにいきました。当月は膀胱をパンパンにしての腹部エコー検査だったのですがそれは翌週にまわして診察を受けました。先生は 排尿時の痛み 残尿感 夜間頻尿 と聞いてすかさず「膀胱炎です。抗生物質を七日分出しておきますから痛みが取れても薬は飲み切ってください」とおっしゃいました。

七日間薬を飲み切りました、痛みは二三日で収まっていました。翌週の月曜日にクリニックにいきました。そこで当月のレギュラーの検査である腹部エコーを行いました。これがまたつらい、膀胱におしっこをパンパンに貯めて、お金ならいいんですけど、我慢して検査まで狭い待合室で待ちます。当然待合室は年寄りばかりです。やっと超音波検査を受けトイレに直行です、全部出したつもりでエコー室に戻り再度エコーを当てて貰います。検査技師が言います、「全部でてませんね、三分の一ぐらいしかでてません」。私「他の人はどうなんですか」技師「真っ白になるのが普通です」黒く残った映像を見つめながら呆然とする。

暫くして診察室によばれました。先生がパソコンの画面を見ながら「出がわるいですね。それから去年のエコー画像とくらべても肥大が大きくなってますね。一度専門の泌尿器科でみてもらいますか、紹介状かきますから」と言うことで”市立医療センター泌尿器科先生 御侍史様”の紹介状をもらいました。ちなみに医療関係者の間では直接先生宛には失礼すぎてお付の人宛に書くのが礼儀だと初めて知りました。今思えば一週間では痛みはとれても膀胱炎の後遺症は続いていたのでしょう

市立医療センター

予約して貰った日がやって来ました。午前十時の予約です。三十分前に受け付けして泌尿器科の前で待機します。大病院の予約時間なんていい加減なものです。案の定呼ばれたのは十一時半頃だった、若い先生でした。紹介状を開封して今までの経過を聞いてこられます。「
そしたら隣の部屋でエコーしてきてください。それから反対側のトイレでおしっこしてください」 看護師さんに連れられてエコー検査のベッドに、なんの事は無い受け付けの横のカーテンで仕切られているベッドでズボンを下して待っていると、えらく若い女性の検査技師の方が来られて下腹部に冷たい物を当てられ検査が終わった。
そしてトイレに行くと看護師さんが説明して下さって、「おしっこが終わったらこのボタンを押して下さい。そしたら流量が自動的に記録されますから」地元のクリニックとはえらい違いやなと思いながら診察を待つ。

一時間ほどして診察室に呼ばれる。「流量がすくないね。このままだと辛いだろうし手術しますか」私、しばらく考えてから「手術したら楽になりますか」先生「なると思う」。だったらしますと私。

先生「そしたら入院して十日位掛かります。その前に精密な血液検査が必要です。もし癌だったらできませんから。結果は一週間後にでますから、帰りがけに血液検査 レントゲン 心電図 肺活量 を受けて帰って下さい。」

家に帰って一息ついて珈琲を飲みながらかんがえました。よくよくがんがえるとあのときは即断しましたけど、だんだん怖くなってきました。それからはネットネットで前立腺肥大について調べまくりました。
まず前立腺とは男性だけにある臓器で、骨盤の中に位置し膀胱の真下にあり尿道を抱くように存在しています。正常な時の大きさはクルミ位らしく、それが肥大して尿道を圧迫しておしっこの出を悪化させます。前立腺の働きは前立腺液を作り、精巣から精子が精嚢を経て来てそれらが混ざり精液となり射精時に前立腺内で尿道に放たれます。前にも書きましたが肥大化すると 排尿困難 頻尿 残尿感 などの悪さをします。

ではどうしたらいいのでしょうか、私のように幾種類のくすりを何年間も飲んでも改善しません。そうすると残されたのは手術をと言うことになります。
そこで手術のことも調べました。何種類かあるみたいなのですが、そうとう悪化すると切開しなければならないらしいですが、そこまでで無い場合は陰茎から尿道を通じて内視鏡手術があります。
電気メスで前立腺を切除する方法とレーザーを用いる方法があります。
週間がたちました。再び医療センターにやって来ました。今日の予約は十時半です、やはり泌尿器科は年寄りばかりです。

  • TURP-P
       尿道から内視鏡を差し込み高周波メスで切除する 昔から広く行われて来た              
     治療効果が高いけど手術中に出血量が多いこと、術後に尿道カテーテルを長期間
     留置しなければならないから入院が十日間位になる
  • レーザー法
     出血量が少ない 痛みが少ない 手術翌日に尿道カテーテルを抜去できる
     ゆえに入院期間が短い

以上のことを考えてもますます手術をするのが怖くなってきました。前立腺の内腺を削ると尿道も一緒に無くなるのではないか、術後に尿漏れを起こすのでは、三か月も自転車に乗れないのではとか色々と不安になってくる。

 

 

 

 

再検査

一週間が経ち再び待合室にいる。先生に質問するいくつかの事柄ををメモした紙を手にして震えている。
「〇〇さん、三診へお入りください」と呼ばれた。先生に挨拶もそこそこに現在の症状を伝える。もう痛みも無くおっしこも以前程度には出てることなど、そして必ず手術をしなければなりませんかと。すると先生は必ずしもということはありません、この手術は自己申告的な処もありますからとのこと。「でしたらもう一度おっしこの流量をはかりましょか」

再度最新式のトイレでおっしこして診察室の前のソファーにすわって待つ。呼び出し、じゃ無かった呼び込みが有り診察室に入り丸椅子に座ると先生がパソコンの画面を見せてくれた。そこには流量のグラフが表示されており「完全に標準値では有りませんが80パーセントぐらいは出てますので手術しなくてもいいですよ」。

私はほっとしました。このまま自転車に乗れる、大好きなゴルフも激しくスイング出来る。私は「しない方向でお願いします」「わかりました。クリニックの方には手紙をだしておきますので」、わたしは丁寧にお礼を述べて退室しました。

帰り道を自転車に乗り空を見上げると晴れ渡っていました。

 

 

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