裏切り

作詞

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信じる

人を信じる事の難しさ、それが愛する人との信頼関係なら尚更厳しい。信じているから、信じていたいから裏切られたと分かったときの衝撃は、時速百キロでコンクリート壁に激突したも同然。シートベルトもしていないから即死に近い、仮に生きていたとしても再起不能まで追いやられる。

そうならないようにするにはどうすればいいか教えて上げよう。結論から言うと、初めから百%信じなければ良いだけ。信じれば信じるだけ愛が深まるなんて、あなたの勝手な思い込み、相手にはそれほど響いてない。普通に信じて愛していればそれで事足りる。

信じるよりすべきことがカップルには沢山ある。お互いを尊敬して二人が相手のためにしなければいけない義務を認識して粛々とこなしていくこと。たとえアリバイ造りのためだけでもしなければならない。しなければいけないことをほったらかして、相手に愛を求めてもそれは通用しない。相手はもっと楽な相手を無意識であっても求めてもしまう。機会があればその愛の世界に墜ちていくだろう。そうなったら殆どの場合再構築は無理だ。余程の無駄な努力を要求される。

一度不信に落ちると元には戻れない、戻れと言う方が酷だろう。自分を騙し騙ししか生きていけない。二倍も三倍ものエネルギーがいる。心も体もぼろぼろになっていく。それなら初めからやり直しなどしない方がいい。ぶち壊すしか無いのだから。不倫した方も泣いて謝れば許して貰えるなんて虫がよすぎる。

不倫はされた方もした方も精神がぶち壊れる。やる快楽とのバランスが取れない。それでもやるのは馬鹿としか言いようがない。一度は愛し合った二人だけど、二人の居場所も時間軸もずれてしまったのだから再構築はほぼ不可能です。新しく始めるしか無いです。二人が出会った頃のように。

愛は天秤、揺れ動くもの。小心者や臆病者では耐えていけない。それほど愛はナイーブで脆く際どい物である。百丈の剣が尾根を歩くようなもの、どちらに堕ちても無傷ではいられない。ブロッケン現象のように自分の影を本物の愛と見誤っても仕方がない。それほど愛は儚いもの。思い込むしかない、俺を愛してくれているんだと。

夫婦のあり方

夫婦生活をしていて、する事が一杯有るのに内の亭主はその上セックスまで求めてくる。それなら家事の半分ぐらい負担しろとと思っている主婦の方は多いのではないか。義務を果たさず権利ばかり主張して来るとそれは甘い思いをさせてくれるイケメンに心を動かしても仕方がないのではないだろうか。それでも辛抱せいと言うなら、異国の宗教や制度と何ら変わらない気がする。敢えて国名は出しませんけど。仕返しが怖いから。

あくまで夫婦と言う御輿を二人で担いで行こうと誓ったのだから死ぬまで担ぐのが筋であろう。もう疲れたから、しんどいからと言って直ぐ浮気などしてはいけないだろう。それなら話し合って、もう無理だから御輿を下ろさせてくれと頼むのが先だろう。確かに御輿に子供を載せて二人だけで担いでいくのは並大抵の事ではない。

四十を過ぎた夫婦はお互いに感謝しかないだろう。更年期に入りセックスの回数も減りそれでも一緒に暮らしていくにはお互いの存在に感謝して日々を暮らしていくしかない。その上平凡さが一番と気付いて大切に思って暮らすしかない。

それでも刺激が欲しかったら、まず離婚をしよう。先にかなりの労力を使って夫婦別れしてから新しい恋人と遊ぼう。そうでないと皆に迷惑を掛けるし精神も崩壊するし三倍も四倍もエネルギーが必要となる。カップルとなった以上浮気も不倫も、救命胴衣無しで太平洋を泳ぐみたいなものだ。それも急に冷たい海に放り出される。そりゃ魅惑的な異性が周りをうろちょろすると食指が動く。でも想像の中だけにしてください。実際に手を出してしまうと後戻りは出来ません。自分は上手くやると思っても意外な事から暴露されます。そうなったら先に述べたように結果は明白です。今日から昨日までの素敵な生活はぶち壊しです。望んでも戻れません。気が狂うほどの破綻生活が待っています。不倫や浮気はあくまで夢の中で行ってください。隣の奥さんが魅力的でも知らん顔してください。何とかしようとは思わないでください。

裏切り

作詞 つばめのす

愛は裏切るためにある
愛は裏切られるためにある
結果的に残っていたら
涙が溢れるほど喜ぶだろう

裏切られるのは その人を信じていたから
裏切るのは その人に信じさせていたから
どちらにしても お前が悪い
愛は二人を待ったりしない
愛の思うがままに 歩いて行くだけ

愛は信じるものでも 信じないものでもない
そこに有るだけ 壁の状差しに差した鋏のように
何もしなければ 何も起こらない
でもお前が手にすれば なんでも切れる
婚姻届も 離婚届けも

愛は裏切るためにある
愛は裏切られるためにある
結果的に残っていたら
涙が溢れるほど喜ぶだろう
涙が枯れるまで歓びに暮れるだろう

 

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