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a crescent moon
三日月は英語では a crescent moon 上弦であっても下弦であっても三日月状であればそう言うらしい。ちなみに満月は a full moon 半月は a half moon 。
結婚もしていない男女が一緒に居られるのは、長くても四年だね。それ以上になると同じ繰り返し、面倒くさい、新鮮味がないの悪感情たちが立ち上がる。同じものを見ていても、違う考え方で見ていることが多くなる。
違う異性の方を見るようになる。そうなると中途半端な愛情が、猜疑心を呼び起こす。消えかけた焚火も外から一陣の風が吹くと残り火が燃え上がる。放っておくと修羅場になる。恋と焚火はしっかりけしましょう。
私は日常生活に於いて、多大の強迫性障害のきらいがある。いやそのものだといってもいい。だから恋愛感情に於いても、部屋の鍵を掛けたかどうか何回も調べるように、あいての愛情をチエックしてしまう。表立ってはできないから、色んな手を使ってやることになる。自分が情けなくなることも有った。愛情はチエックしにくいから相手の動向チエックになる。今日友達と飲みに行くと告げられると、思わず男、女と聞いてしまう。今日は一人でいたいから部屋に来ないでと言われると、もうたまらない。十一階の部屋のベランダ側の明かりが見える路上に立ち、小一時間ほど立ち尽くす。あの感情はなんだろう、生産性もなく、楽しくも無いのに続けてしまう。
ストーカー寸前ではないか、まだ別れていないのにそんなことでどうなる。こんな私が、何回もの失恋を経てもストーカーにならなかったのは何故か、またどうすれば人生において大事な恋愛と上手く付き合っていけるか検証しよう。とても人様に伝授出来るスキルも経験も無いから、せめて私が感じた苦しみを伝えたいとおもう。
ストーカーにならないために
何回もストーカーの一歩手前まで行ったのにそうならなっかたのは、偶然であり私の弱気の性格のせいでもあるでしょう。
恋愛には、出会いがあり最盛期を経て終末期にいたります。時間の長短はありますがこれは避けてとおれません。この最初の覚悟が大事です。意識上であれ意識下であってもこの気持ちは制御システムに貢献します。物事はアクセル機構だけでは上手く行きません。盛り上げ役だけ重宝され、鎮静役はどこか見下されているところがある。ブレーキの無い車なんて怖くてのれません。人混みの中をブレーキの壊れた自転車で突っ込むことを想像して下さい、思わず目をつぶりたくなります。
今はどうか知りませんが、スキーを教えるとき制御系のボーゲンから教えました。いきなり直下降を教えたら、コースアウトして木にぶつかるかコース内の人にぶつかります。恋愛という加速系だけが発達した事象に輪をかけて燃え上がらせても燃え尽きるだけです。燃え尽きて消えてしまえば問題はないのですが、燃えカスが残ります。未練という厄介者です。思い出と言えば綺麗ですけれどその中にリベンジとか訳の分からない感情が含まれています。思い出という綺麗な感情を残して置きたいと言うなら手続きの面倒な手続き銀行の貸金庫にでも入れるか、外部SDに入れてSDを外して机の引き出しにでも放り込んで忘れるくらいならいいのだけれど、心の片隅に置いておくとかなりの確率でバグがうごきだします。
街で別れたら好きな人に似ている人をみかけた。クリスマスの飾りつけを始めるのをみた。きっかけはなんでもいいのです、感情が立ち上がります。別れた人がいない分、心の半分は空っぽです。直ぐにバグで埋まります。このバグたちはお喋りです。喧しくて寝ることもできません、気が付いたら別れたら好きな人の家の前に立っています。そこで思い出に浸って気を鎮めて帰ることができればいいのですがストーカーになってしまう人は、そこでとまれません。インターホンを押したり二階の部屋のガラスに小石を投げたりしてしまいます。
立派なストーカーです。警察に通報されても可笑しくありません。相手はますます冷静になっていきます。冷たい炎に燃え上がるのは、あなただけです。相手の部屋に新しい恋人らしき姿が見えたら最悪です。引き戻せるのはここです、今です。冒頭で言った心に入れておけと言った制御系のカードが役に立ちのです。
愛の消えた異性なんてシムカードの外された携帯何の役にも立ちません。思い出と言うWi-Fiに繋がった部屋の中のおもちゃ。置いててもいいけど早く捨てたほうがいいとおもいます。ストーカーになるもならないもあなた次第。早く新しい恋を見つけたほうがどんなにきもちがいいか。もしそれが不倫の恋だったのなら、今一度横にいるパートナーの方を向いて愛を再確認して下さい。
逆さまの三日月 a crescent moon
作詞 つばめのす
あなたと私が見ていた三日月は
ずっと違う三日月だったのね
あなたは朝方 私は夕方
いつの間にか違う三日月を見ていたのね
同じようにものを見ているつもりだった
ある日感じたすれ違い
切なくなるほど細い三日月
あなたは下弦 私は上弦
同じドアの鍵を開けていたのに
私が開けた鍵をあなたは閉めて
出ていったあの日 部屋に残された私は
一人窓辺に座り見上げる空に
沈み行く三日月 a crescent moon
冷たいcorridorで あなたが見たのは
冷え切った明け方の三日月
鍵をポストに入れて立ち去るあなたは
肩が微かに震えていた a crescent moon
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