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IT長者
ここ10年の世情を見ると大きく成功している者たちに一つの流れを見ることが出来る。まずその業界は物販である。物販っと言ってもピンからキリまである。ファッション、レコード総合雑貨と幅広くある。それにITを絡ませて販域を広げていく。
大きくは、アマゾン、アリババ、楽天少し下がってZOZO、エイベックスなどもっと下がって筆者の知り合いにおいては、息子さんがゲーム機のアプリケーションツールを開発し大手量販店に置いてもらって五十億円単位の売り上げを上げている。
それらの売り上げは何処から来たのかと言えば、ファッションの物販に限れば既存の百貨店スーパーの売り上げがかなり削られている。そのようにして従来型の流通の流れを大きく取り替えて成立させている。当然老舗と言われる企業でも倒産を余儀なくされるところも数多く出て来るだろう。そこまでは行かなくても大掛かりなシステムの変更は仕方の無いとこだろう。
何も物販の世界に限らない、金融機関に於いてもシステム、人員の整理は致し方無いところだろう。メガバンク三行だけでも三万五千人位の削除が必要らしい。それに代わって新しい金融の形が求められている。
それだけではない、銀行を含め日本の一流と言われる企業は、年功序列と終身雇用で企業の力としてきた。それが手段の内は良かったけど、今は目的に成り下がっている。つまり早い内から本体から受け皿の下請け企業に放出をしてピラミッドのかたちを維持している。そういった下流の企業群が人材の飼い殺しになり日本のポテンシャルの低下に繋がっている。当然GDPにも反映してくるだろう。世界的競争力も削がれるし、新たな画期的なんで考えも出てきにくくなる。悪いことだらけだ。
今まで日本を押し上げてきたシステムが逆に重りに成り、日本全体を引き下げようと言う力に変換されている。それは教育の分野でも顕著に現れている。大学のランクなど目を覆いたくなるほどだ。
ではどうしたらいいのか、少子化問題でも分かるように、国力の低下は人材の不足が起因している。若い人に急にたくさん子供を産めと言っても限界がある。
今、70歳以上が五人に一人になるらしい。この世代が元気なうちにもう一度再活用してパワーを利用しない手は無い。まだまだ働けるんだから。軍隊で言ったら現役が足りないんだから、予備役、予予備役を使うのは至極当然のことと思われる。この世代を遊びの世界に引っ張り出すだけでもかなりの効果があるはず。
本当は国がこの事に気付いて抜本的に国の在り方を見直さなければならない時期にとうに来ている。金を企業の内部留保に澱ませ、貴重な人材を腐らせ、わざと塩漬けにして組織の体裁を繕おうとする。まだ動きの軽いITの分野に人を集中的に囲い込み、肉体労働はもう無理な老人組こそコールセンターなりデータセンターに配備して活用していけばいい。
中国なんかはもう日常決済は全てカードにしていこうとしている。世界の趨勢はそうなっていくだろう。日本がまたこの分野でも一人負けになる可能性がたかい。もうこれは日本の習い性として諦めた方が早いのではないか。
楽天もヨーロッパサッカーに力を入れているが、本業は諦めて撤退している。そりゃそうだろう、こんな簡単なこと国がやろうとすると通信システム、流通システム、決済システムなど全て自分の国だけでやれてしまう。やらなかった日本だけが遅れているだけだ。そして一国だけでやろうとすれば人口の多い方が有利なのは火を見るより明らかだ。しかもアメリカなどは自国以外にもその軍事力を背景に圧力を掛けてくる。
それに反発して自国でやれば良いのに、日本の政治家達はアメリカに弱味を握られているのか、かなりの部分で言いなりだ。今からでも遅くない二千万人の老人のパワーを使って国の再生を図ろう。通勤の無い労働形態を確立して、一家に1台PCを与えてキーボード仕事をさせればいい。安物のパソコンは駄目だ、最低でも十万円位のノートパソコンを無償で与えて教育すればかなりのパワーになる。報酬も発生するから、GDPもかなり増える。ニュースも新聞なんかに頼らず直にホットニュースが閲覧できる。もうやるしか無いでしょう。
上海スタイル
作詞 つばめのす
なんも揶揄って言ってるんじゃ無いよ
どうしてIT長者って 猿顔してるの
きっと宇宙人が成り済まして
超集積回路を使って未来を先取り
してんだ
上海エアポートからG650に乗り
世界を飛び回る 孫悟空のように
脳幹回路から情緒感情と言ったバグを
取りだし運河に捨て去り生きていく
それが上海スタイル
世界の独裁者達も涎を垂らして
羨ましがる 同じ事しようにも
超集積回路が無い 作れない
UFOを呼び出して乗して貰おうか
頭を改造してもらおうか
北京スタイル モスクワスタイル
ニューヨークスタイル 平壌スタイルを
越える上海スタイル あと台湾スタイル
ソウルスタイル シリコンバレースタイル
千葉スタイルも入れたげて
全能感に溺れる猿たちよ 永遠に
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