上海ドール

作詞

上海浦東国際空港からロサンゼルス国際空港まで一万キロメートル、プライベートプレーンで十二時間ちょっと。気流の関係で変わるけど吹いてるときは対地速度で六百十位出している。単位は海里つまり1.8キロメートルだから時速千百キロ位で飛んでいく。航続距離は千三百キロ有るから余裕で行ける。パイロットは予備もいれて三人それとアテンダント一人、定員きっちり乗らないから余裕でシートをベッドに変換出来る。

男なら一度は持ってみたいけど、機体は標準で六十五億円年間維持費が二億円、並大抵の経営者じゃ持てない。かと言ってチャーターで羽田-ロス往復で三千六百万円位するらしい。どちらにしても無理な話。

でもこんなジェット経費で乗れるなんて、どれだけ売り上げ上げてんだって話。やっぱりITや石油関係の王族でないと無理ですね。年間駐機料金だけで上級サラリーマンの年収位ぶっ飛びそうですね。まあ、一回位乗ってみたいです。

 

  上海ドール   作詞 つばめのす

 

ロサンゼルス国際空港待ち合いのベンチに座って
上海行きの便を待つ クラスはエコノミー

13時間前上海空港で拾われたワンフライト1万ドル
ガルフG650の超高級革シートに バッグを置く

秘書が言ってくる 着替えて化粧室でケバイコスチューム
真っ赤なジュール 部屋を出ると薄暗い

今日のボスがワインを飲んでいる私も飲みたい
高度四万フィート 時速六百ノット 酔いが早い
ベッドに横たわる

ロス空港プライベートエリア 1万ドルをバッグに入れる
次は直接言って秘書に名刺を渡す 20パーも痛いから

上海便のアナウンス 立ち上がりコーヒーカップを
握り棄てる ショルダーバッグをかけ直し歩いて行く

 

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