嫉妬

作詞

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嫉妬

作詞 つばめのす

蟻が 三匹集まれば 嫉妬が起きる
貴女が私に取って来てと
頼んだビスケットのかけら
どうして そこにもあるの
いえ それは その
あの黒光りの蟻が 勝手に
持って来てくれたの

俺は 怒って Uターン
そんなこと あるかい
きっと お前が 二股かけて
頼んだのだろう
蟻腰のお前に 下心を
持った俺が 馬鹿だった

俺は 巣の穴に籠って考えた
三日三晩寝ずに考えた
もっと 黒くなって 見返してやる
あんまり 腹が立つから
キリギリスを誘って
キャバクラに行った

 

この作品の著作権は作詞者に帰属します

 

嫉妬と羨望

羨む妬むの羨望と、独占欲を破壊するに至る相手の行動とその対象となった者に対する嫌悪、難しく書けばそういう処だろう。

嫉妬とは実に複雑で分かりにくい。手に入れられない物に対する感情、手の内の物が無くなっていく事への苛立ち実に複雑だ。持っていても持っていなくても起こる感情。

対人関係に置いて発生する不可避な感情、あくまで自分より上位に位置する物への憧れとそれに付随する裏返しの悪感情。

自分が興味ある異性が、自分以外の自分と同性の者に対して興味を示す事への嫌悪感が色んな行動に発展していく。二十四時間監視したい、ストーカーに近い振る舞いを取るようになる。

恋愛の過程に置いて致し方のない感情表現、愛することの裏返しのような副次的行為だと思う。愛には色んな流れが有ると思う。綺麗な愛、少し濁った愛、暴力を伴う愛、愛情表現は人それぞれに有っていいと思う。

何かの入会の申請フォームを埋めるように全角文字で、次は半角英数字でとかみたいに、人に言われて愛せるものではない。愛はもっと複雑で脆くて履かない物だから教科書のようにはいかない。

こんな私でも嫉妬されたことがある。それはあまり気持ちの良いものでもない。その人の私に対する感情が的はずれな時もあるし、本当に私の気持ちが他に向かっているなら煩わしいだけだから。

嫉妬の感情が渦巻く場所として良く取り上げられるのは、後宮であろう。時の絶大な権力を持ち得た王達が自分の正室や側室たちを、他の男子から隔離する目的で作った。日本の大奥、中国の後宮、オスマン帝国のハーレム等がある。中国やオスマン帝国の場合は後宮の世話をするものまで性的に虚勢した男を当てた。宦官という。日本の大奥は侍女と言う形で女にその認に当てさせた。侍女の中でもお手付きになり男子を産もうものなら大出世を遂げた。

イスラム教のオスマン帝国の場合は、女達は奴隷として扱われ一生を過ごした。多くは美人の宝庫と言われるカフカスから戦争奴隷や貧しくて売られて来た。今のイスタンブールにあるトプカプ宮殿の中にあるハーレムで囲われた。

大奥であれ、ハーレムであれ一度君主の目にかないお手付きになるなら夢のような暮らしができた。だからスルタンの寵愛を買うようにあらゆる努力をした。この中には嫉妬に狂った行動も多数見られた。スルタンとはイスラム圏内の皇帝を指す。時にその権威によって権威を得た皇后を指す場合もある。

嫉妬は職場、学校、サークルどんな所でも起こります。特に学校等ではそれが苛めにまで発展していくことも大いにある。嫉妬をマイナスのイメージに囚われないでプラスの思考に変えていけばかなりのパワーになるのに。

愛と言うチョコレートは嘗めている内はいいが、噛んで割れたりすると元来中に封じ込められていた嫉妬失恋別れなどの苦味が一度にあふれでてくる。それが嫌なら噛まずに少し位の事は呑み込んでしまうくらいの覚悟がいる。

男と女でどちらが嫉妬深いかは統計を取ってないので分かりませんが、もう一つ興味深いのは歳を取るほど嫉妬のがきつくなる傾向にある。自分が弱っていく事と関係が有るかもしれない。若いときは気にならなかったことも、自分が衰えていくと妄想も加わり酷くなる。

それと国によっては、嫉妬の深さは国の違いに関連するらしい。東南アジアでは、夫の浮気を妻が許さず過激行動に出る事がしばしば有るらしい。嫉妬の余り相手を傷付けるのはどうもいけません。

愛と嫉妬は一枚の布に織り込まれた縦糸と、横糸です。どちらかが強くなると、布は引き連れが起きます。優しく手で撫でて引き連れが起こらないようにメンテナンスしてください。

 

 

 

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