プリンの空き瓶

作詞

女を愛したと言う事実 男を愛したと言う事実、それは消えない。でも二人暮らした水槽の中に捨てられた指輪は溶けなくても、事実は水に溶けて消えていく。

デジタルデータの寿命さえ、学者だって保証できない。電子的には六穣年保っても、外部要因によって壊されるから何年保つなんて誰にも言えない。ましてぱープリンの女なんて朝出ていけば夜帰って来たときには、愛の上書き保存なんてされてる可能性なんて充分ある。

まあ、愛なんて三年もてば良いとしよう。飽きれば違う店のプリンを買えば良い。又いつか水槽の指輪を拾って呉れる女に出会うかも知れない

 

プリンの空き瓶    作詞 つばめのす

プリンの空き瓶に 二本の歯ブラシ
愛のDNAがこびり付いてそう
青が男で 赤が女 平凡な二人だった

食べてしまえば終りの
プリンみたいな恋だった
面倒臭く無くて 洗うだけ

ベランダで見送る女 手を振り返す男
可愛いい顔の裏で化粧を始める
嘘は女の 魅惑のファンデーション

この世は残酷の国の水族館
愛したと言うfactは水に溶けていく
分厚いアクリルに映る人の顔は
鈍くぼやけていく

 

この作品の著作権は作詞者に帰属します

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