桔梗が丘

作詞

奈良県と三重県の県境に展開する高原群が有ります。青山高原、曽爾高原、宇陀の山を越えて吉野高野と日本の歴史的な山々が広がります。そんな中程に名張市が有り桔梗が丘の名前の住宅街が存在します。歌手の平井堅さんが一時住まわれており同名の「桔梗が丘」を発表されています。

とても穏やかな表情をした町で周りには数多くのゴルフ場も点在します。特に青山高原は関西の避暑地としては有名です。大阪からは西名阪を通ってわりと早く行けます。バイクに乗る人なら針から青山高原は憧れの地だと言われてます。

青山高原を吹く風が名張盆地に落ちる所の北側に伊賀甲賀の忍者村、当時家康が堺から逃げ出すのに使った街道や、服部半蔵、柳生の里など枚挙に切りが有りません。そうだ松尾芭蕉の生家も近くに有ったはず、何より琵琶湖が昔この辺に居たと言うことです。

そんな桔梗が丘をテーマに作りました一度バイクに乗りいってみたいと思います。今は免許がないので我慢します。

 

桔梗が丘

作詞 つばめのす

青山高原を 吹き渡る風が
名張盆地に溜まる頃
夏にも秋が立ち始める
貴女と巡り合ったのがその頃

大型バイクに跨がり
貴女は私に聞く
「桔梗が丘はどっち」
名前が綺麗だから来たと言う

私が答えないから
フルフェースを取って
再び聞いてくる 私は息を呑んだ
あまりの美しさに
高原の風は 栗色の髪を鋤いていく

高校生の僕は 自転車に跨がり
貴女の去った方を見詰めたまま
動けなかった

夕暮れの県道を 必死に自転車をこぐ
あの人に追い付きたくて
名前ぐらい聞いて置けば良かった
また会えることを 夕陽に祈る

 

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