羽田空港 第二章

作詞

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哀愁の羽田空港

日本で東京と付く空港はここ羽田空港だけ、東京国際空港。ICAOコードはRJTT。2500メートル以上の滑走路を四本持ち24時間稼働している。旅客数日本一の空港である。

良くニューヨークのジョンFケネディ空港と対比されるが、 ニューヨーク近郊には空港名空港コードジョン・F・ケネディ国際空港JFKニューアーク・リバティ国際空港EWRラガーディア空港LGAの大空港が三つありその他を入れると何十と言う空港が出てきます。

今はフライトレーダ24でリアルタイムで空港の利用状況がこと細かく見れますし、liveATCでリアルタイムにタワーやコントロールセンターと航空機とのやり取りが聞けますが、寧ろKJFKジョンFケネディ空港がローカル空港かと思うほど羽田と較べて過疎ってます。

東京アプローチ、東京コントロールを離れ東京タワーに移管するまでの間を担当する部署ですが、夕方のラッシュアワーになると、静岡県沖から木更津までの間に二十機ぐらい並べて、高度速度方向をテキパキト一人の女の子が捌いてるのを良く目にします。ビックリする位見事です。

私が新婚旅行でハワイに行った四十年前にはまだ空港施設なんて平屋の貧弱な物でした。滑走路も確か二本だったと思います。それで伊丹から乗り継ぎワクワクして待ってたら、乗ったアメリカの航空会社名前は忘れましたが、機内食を作る会社がストライキだと言うことで、ビスケットしか出ませんでした。毛布を借りてふて寝したのを覚えています。家内はポストマリッジブルーで大変でした。当時はまだ成田離婚なんて無かった時代ですから、有れば羽田離婚でしたね。

それほど周りから華やかに見える、新婚旅行の見送りも冷静に見ると、夫婦の始めての危険性を含んでるのですね。これからそういう目で観察してください。面白いですよ。

話はそれましたが、今や日本一、韓国の仁川国際空港にアジアのハブ空港の位置を取られたとか何とか言われていますけど、個人的には負けていないと思います。確かに向こうは取り敢えず広いです。長い滑走路を三本平行並べ将来的には五本並べるとアホとしか言えない計画らしいです。出来立ての頃行きましたけど、当時主流だったジャンボ機ボーイング747を二機わざと並べて着陸させてましたが凄い迫力でした。

でも今それを、羽田空港でやっているんですね。好天の北風微風の時などA滑走路とC滑走路を使用して下ろしています。かなり圧巻ですね。素晴らしい空港です。ICAOコードRJTTが誇らしいですね。因みに成田国際空港がRJAA,関西国際空港がRJBB,大阪国際空港がRJOO,福岡がRJFF,中部国際空港がRJGGやはりダブルアルファベットは格好良いですね。

そんな空港ですが朝早くから全国の地方空港に飛んでいます。勿論世界に向けてもです。空いたぶん日本中から世界中から飛んできます。そこには素晴らしい出迎えや、悲しい見送りが繰り返されているとこでしょう。今日も東京タワー、クリアフォアテイクオフ。東京タワー、クリアツーランドのコールで一日が始まります。

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羽田空港 第二章

作詞 つばめのす

もう終わったと思った 全て終わったと
あなたからの手紙 手に握り締め
それが誤解だったと 今は知ってるけど
その時は そう思ったの

まだ愛されてるなんて 思ってもいなかった
私の思い違いで勝手に去っていったあの日
あなたが空港まで 来ていたなんて
ベルト着用のサイン 窓の外は雨

ボーディングブリッジに隠されて
あなたの叫ぶ姿が見えなかったの
プッシュバックされるように
私もあなたから 遠ざかっていく

惜しむように翼を下げて振り返る
街の光が雨に煙って滲んでいく

涙はでないけど耳鳴りがして
唾を飲み込む あなたの声が
聞こえた気がした

あなただけのために暮らした街
私だけのためのあなたと
もう二度と愛さないと心に誓って
飛び立つ空港 第二章が有るなんて
その時は 知らなかった

 

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