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作詞

夏空を見れば思い出す。白い入道雲や青い空、胸が締め付けられる。二十四歳の時四年間付き合った彼女と別れました。その時は彼女に急かされる形で婚約してました。原因は彼女の浮気でした。彼女の部屋で一人でいるとき何気無く見たノートに散文的に、「二人で乗ったブランコ楽しかったね。また行こうね」

暫くはぼぅとしてましたが夕方帰って来た彼女を問い詰めました。すると一度だけと白状しました。かっとなった私は、口論してた勝手口に指輪を叩きつけ飛び出しました。駅まで泣きながら走りました。

駅のベンチに座り電車の来るまでの間、怒りと悔しさと惨めさが繰り返し襲って来ました。後の記憶は有りません。どうして家までたどり着いたのか

次の年の夏、彼女の家の側にわたしの叔母が住んでいました。行く用事が有ったので訪ねると、話のついでに「何々ちゃん、皆で伊勢の海へ泳ぎに行ったらしいで」。やっと忘れていたのに忘れられていたのに、急に何とも言えない感情が込み上げて来ました。急いで外に出ました。

見上げると白い入道雲と青い空。何故か彼女の行った伊勢の方の空を見て泪が溢れて来ました。

今でも夏の空を見ると、懐かしく胸が痛みます。私はまだ本当は好きだった、あの娘と結婚してたらどうなっただろうか、今頃どうしているのかなとか

クリップボード     作詞 つばめのす

透き通るように薄い雲 高い空
私の心を 張り付けて置くから
何処かで見ているなら
涙を流して下さいますか

あの雲が あなたの住む町まで
届くなら 今も愛していますと
雨になって伝えて下さい
あの人の 手のひらに

ありがとうも言えなくて
飛び出して来た あの時の
私の気持ち あなたの為にと
一途に思い 三年経って
やっと分かったの
我が儘でもいい 独りよがりでも良かった
私と居てと 何故言えなかった
あなたの為と 諦めたから
こちらからは 連絡出来ません

あの空に張り付けて置くから
あなたの心に 少しでも
私が居るなら 私が居るなら
空に向かって タッチしてください

 

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