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作詞

那覇空港

酒と女女と酒那覇空港を通り抜ける乗客達の中に一人の女がいた。無類の酒好きである、酒のためにうた歌いの大事な喉が潰れても仕方がないと思ってる。商売道具の三線を抱えタクシー乗り場に急ぐ。三年振りの那覇だった。車は国際通りの中ほどに止まった。時刻...
作詞

羽田空港 第二章

哀愁の羽田空港日本で東京と付く空港はここ羽田空港だけ、東京国際空港。ICAOコードはRJTT。2500メートル以上の滑走路を四本持ち24時間稼働している。旅客数日本一の空港である。良くニューヨークのジョンFケネディ空港と対比されるが、 ニュ...
作詞

黒板アート

恋愛の素敵な消しかた教えます恋愛って何だろう。出会う、付き合う、別れる、あるいは結婚する。単純に書けばこうなるだろう、一番難しいのは別れるかな。出会うのって自分の生活圏でしか出会えないのが基本でしょう。極たまにSNSでフィンランドの人と出会...
作詞

デジタル聖書

聖書とスマホ人は生まれながらに十字架を背負う、人は生まれながらに心に貪・瞋・癡の三毒を宿すと言われている。西洋、東洋を問わず自分を戒め厳しく生きていけと諭されます。何を心の書に、何人を人生の師匠にするなんて今の日本じゃ誰も教えてくれない、誰...
作詞

スーパームーン

下弦のスーパームーン「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」、この句は言うまでもなく藤原道長が詠んだ句である。意味はあの月のように満ち足りて何の不足も無い我が人生、この世の物が全て自分の物のように思えると言う風な...
作詞

雨傘

雨傘と名前がつく映画お言えぱ、私が二十歳の頃に見た「シェルブールの雨傘」位しか思い付かない。フランスの片田舎で育った二人が成人する頃の愛や恋や悩みや家庭の事等を綺麗な映像と美しい音楽で作り上げた映画だった。セリフはミュージカル風に仕立て上げ...
作詞

海馬の旅

記憶力を鍛えよう海馬は脳に有る記憶器官です、そのかたちがタツノオトシゴに似ているから海馬と名付けられた。英語名はhippocampusヒッポキャンパス、ここが壊れると記憶が無くなる処か生きていく事さえ出来なくなる。空間認識も行う大事な場所で...
作詞

うず潮の女

女の情念渦を巻く南条はダッシュボードの時計に目を落とした。「まだ早いな、このまま橋を渡ると鳴門だ。大学に着いてしまうな。」西淡三原インターまで五キロ、「次で降りて少し淡路島を見ていこうか」、インターが見えてきたのでハンドルを左に切って高速を...
作詞

十一階の部屋

白い小さい机皆さん、この世は確かに存在するとお考えでしょうか。それはちがいます。確かに星としての地球は続くでしょう。人類が生活したと言う痕跡は残るでしょう。でもそれは錯覚です、妄想に近い構造体です。昨日あなたは何をした、何を食べた、誰と恋を...
作詞

祇園女坂

美しい舞子達不思議なもので、お盆を過ぎ京都五山送り火が終わると急に秋風が吹き始めます。そうなると人間あの夏が恋しくなります。居れば暑く過ぎれば恋しくなる、まるで恋人のようです。時の流れに抗うことなど出来ないのは、分かりきっているのに戻れない...
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