オールウェイズ

作詞

僕は一人遊びが好きだ、と言うより上手い。絵も上手く書けるし工作だって得意だ。そりゃそうだとも子先生といつも何か描いたり折り紙を折ったりママを待ってたんだ、だから自然に上手くなったんだ。

保育所はビルの6階に有るんだ。朝はパパに連れて来られる、まだ眠いのにたいてい抱っこされたまま自転車に乗せられ運ばれて行く。寒い冬は大変なんだ。帰りはママが迎えに来る。ここに来る前はヤクルトおばさんの会社の2階だったよ。でもママが保険の会社に変わったんだって。

だから遅い日が多くなったんだ。ビルの一階に歯医者さんが有るんだ、この前痛くなったとき見て貰ったよ。我慢したよ僕強いからなかなかったよ。

時々、じいじいが迎えに来るときもある。自転車の後ろに乗って色々教えて上げるんだ今日あったこととか、お昼に何食べたとか。でもやっぱりママの方がいいな、遅くなっても

 

オールウェイズ   作詞 つばめのす

ある日からママが迎えに来なくなった
保育所のみんなはもう帰ったのに
遅くなってパパが迎えに来た
先生が言った もう少し早くお願いします

ママどうしたのパパは答えなかった
家に帰るとニイニイが一人で待っていた
少し寂しそうな気がした

しばらくしてパパが言った
もうママは居ないからね
三人で暮らすんだよ
いつもいたママがいない

その晩僕は泣き明かしたらしい
後で聞いたけど 記憶が無いんだその頃の
有るのはいつもママが迎えに来てくれた
夕方の風景だけ

 

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