愛のカタパルト

作詞

日常が嫌になった女は何処に行くの。大抵空港に向かう、少しの荷物とパスポートを持って。いまは宿もエアチケットもネットで簡単に予約できる。思い立てば誰も邪魔をしない。むしろそうはいかないのが男の方、役にも立たないプライドと、決断力の無さが仇となって思いきれない。

思いきった女は、海外へと飛び立つ。世界の果てに住む日本人に会いに行くとか言うテレビ番組が良く有りますが、行ってみると大抵は女性の方が多いように思います。柵を切る挟みは女性の方がたくさん持っているのかな。

あの滑走路を離れる瞬間は、なんとも言えないですね。何か新しいものが産まれそうな気さえします。又行きたいなパスポート持って

愛のカタパルト    作詞つばめのす

仏頂面したおじさんが
パスポートを放り出すように
返してくる 顎をしゃくり
通りなさいと

免税店街を抜け 搭乗待ち合いのベンチに座る
大きなガラス窓を通して柔らかな光が
出発する私に穏やかに降り注ぐ
もう少し早く 見せてくれたら良かったのに
その優しさを

突然シートのクッションが
背中を 柔らかく強く押し始める
急激に圧力が強まる その瞬間
目の前のスクリーンから滑走路が消えた

体中の力が 抜けていく
空気の流れが私を 日常から
剥がしていく 私を高揚させてくれる
このジェットの翼のように

私は戻らない あの地上に
あなたを置いて 飛び立つの
愛は無制限だから 持っていけない
思い出は重すぎるから 置いていくの

 

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