鎌倉の女

作詞

鎌倉に行った時、いつも思うのですが。観光地として良く出来ているなあと。海があり山がありそして歴史がある。そこに文化、文学、絶妙のロケーション、現代人の原風景に近い電気軌道。
地元の美味しい食材の揃ったグルメサイトのような小町通り、思わず食べてしまいます。

歩いて巡るもよし、自転車に乗って少し遠出、江ノ電に乗れば江ノ島まで繰り出せる。自動車で行くには少し道が狭い、またそれが上手く抑制される方向に働いている。段葛を歩いて八幡宮を眺めるもよし、長谷寺の方に足を向けて、紫陽花を楽しむのもいい。季節に応じて色んなオプションを組めるのも人気の一端だろう。

眼を閉じれば数奇な運命で鎌倉に引き寄せられるようにやって来た女たちの姿が浮かぶ。当時鎌倉への道は険しかったであろう。浜を歩けば磯ひよどりが遊び、空を見上げれば細い月が

 

鎌倉の女    作詞 つばめのす

雪の吉野で別れたあの人
母と二人でくぐる切通し
静御前の通り名で
唄い踊れど いと悲し

サブレの香り芳しい
段葛の細い道
武将が祈りし八幡宮
元を尋ねれば河内の野
女性の想い いとおかし

長谷の空 円いを描く鳶たちよ
日月を掴みし北条が夢今いずこ
七理の浜をさ迷えば
夕空に残る三日月のいと儚し

 

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