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我を張ることの大切さ
厭きるほどうんざりな日常生活、生きるためのルーティン。安定こそ目指す道なのかエントロピーのゼロの生活に何を求める。それなら坂を転げ落ちる石の方がまだましと思える自分がいる。74億の勝手気儘なスタイルを見てもまだ腰の引けてる自分がいる。
日常の常識に縛られ、法律を守り、宗教に寄りかかり生きていく。滑り止めを沢山確保しながらも滑り落ちていく滑稽さ、自分ながらに笑える。もう打ち込むハーケンもない。外れることを望みながら人から外れることを嫌がる、まるで下手なカラオケのようだ。自分を表現したければもっと練習すればよいのに。それも中途半端なプラクティス涙も溢れない。
芯のない倍音だけの暮らし、雰囲気だけを醸し出して生きている。いつかフレーバーが抜けた後自分の体の細さに愕然とする日が必ず来るだろう。それが嫌で頑張る日々、消えていく夢。あれだけ好きだったコーヒーも朝飲むと悲しくなるからと言う理由だけで控えている。まるで恋をすると悲しくなるから恋をしないと一緒みたいに振る舞う。
もっと我が儘に見たら。我を通したらどうなのか。自分を表現したいのならもっとリスクも覚悟しなければいけない。良いところだけ取って逃げるなんて出来やしないのだから。リスクが生きるための証。
リスクを恐れない、リスクは米の飯、好んで食べていけばいつかリスクの花が咲くだろう。好きなあの子をものにするならあらゆるリスクを恐れない。恥を掻くことも有るだろう。手痛いしっぺ返しも用意されているだろう。でもそれに向かって行かなければ何も手に出来ない。なにもしなくて臍を噛むよりも失恋の悲しみの方が絵になる。
生きるのが何もない平坦な道ならばそれで良いのだろうか。我に艱難辛苦を与えたまえと言った男がいた。どこまでも目的に向かって貪欲に進む力は凄かった、それが自信の幸せに繋がるかは別の次元の話のようだ。そこまでストイックに生きられるとはとても思えないけど。
アフリカやインドの少女達がどんなにひどい性的暴行を受けているか全ては定かでないが、フィルムを見る限りでは相当酷い事が有るのだろう。それでもそれが日常の一シーンとして回っていく恐ろしさ凄さ。何もアフリカやアラブ地域だけでなく性的差別は全世界に広がっている。そこに人種差別、宗教差別色んな差別が混ざりあい世界を嘗めていく。
それら情報の暴力に耐えていくには、己の精神を強化していくしかない。見てみぬ振りをするのも一つだと思うけどそれじゃ面白くない。性暴力を反対する人がノーベル賞を貰うぐらいだからその発生数たるや凄まじいものがあるのだろう。国の成り立ちとして強力な権力者が独裁している地域もまだかなりある。先進国の中にもその制度の中に上手く埋め込まれて外からは見えにくくなっている国も多数有る。日本も百パーセントクリアとは言えない。
昔海賊の国だった人達が、今は先進的な自由を満喫する生活を手に出来るなんてなんと言う皮肉なのだろうか。今苦しんでいる社会制度の国も数百年経てばゆっくりと生活を楽しめるようになるのだろうか。海賊の略奪の果てが一部の人間の幸せになるなんて幻想のストーリーが持て囃されるのは、人々の心の中にそんな願望が潜んでいるのだろう。
一部の人間の我が儘は、他方の人達の不幸せこのパラドックスを受け入れて時は無情にも回っていく。時には人間のような痛みは無いのだろう。時を擬人化してもあの幸せなときは今どこに有るのだろう。何処をさ迷っているのかしら。時は時には奇蹟と思えることを具現するけどその何倍もの悲劇を見せつけていく。それを耐えていくにはヒットラーのように掛かり付けの医者に強力な麻薬を調合させて打って行くしかないのか。その果ては自死も待っている。それかゴミのようなエンターテイメントやなんの役にも立たない笑いで汗を流すように消して行くしかないのか。
どちらにしても今の日本の教育体制や社会通年では歯が立たない所まで追い込まれている。いずれ切羽詰まれば戦争も辞さない所に行きつく。同じやるなら勝たなくては一族は生きていけない。これは社会正義である。みんな今世界はこれで動いている。一族の我が儘で、
我が儘
作詞 つばめのす
我が儘であれ 我が儘になれ
思うようにならない人生ならば
想定外の世界が有るのなら
何故私だけ 詰まらない世界にいるの
狂ったような宗教も
信ずる人の数に埋もれて
疑問の言葉も掻き消される
貧ずるものも 椅子とラム酒
奴らの思いの外
ぶれないのがいいのか
変化するのがいいのか
答えは結果の中にしか 蜜から無い
好きな事しか出来ない
好きな事さえしていれば
人の言うことなんか
道行く風 聞き流せば過ぎていく
自律走行の面白なさに
夢を見ろと部屋の灯りを消すが
捉えられたクモの巣がわが故郷
アイデンティティーに憧れ
やがて アイデンティティーが嫌いになる
逃げられなくて 酒に媚びる
俺の価値は誰が決める 決めて欲しいくせに
我が儘であれ 我が儘になれ
思うようにならない人生ならば
想定外の世界が有るのなら
何故私だけ 詰まらない世界にいるの
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